1986年4月8日

 今日は、昔いた女性アイドルの話を書くことにします。
 当時、どうしても歌手になりたかった彼女は、中学3年生の時あるオーデションの予選に合格し、決戦大会の出場権を獲得しました。
 しかし、両親は、芸能界入りに大反対。彼女と地元名門進学高校への合格などの学業の条件を達成すれば、決戦大会への出場を許すとの約束をしました。
 どうしても歌手になりたかった彼女は、難しいと思われた、すべての条件をクリアし、さらに決戦大会にも合格、デビューへの第一歩を歩み始めました。
 数ヶ月後、彼女は、ある芸名で、当時人気のシンガーソングライターの作詞作曲で、ついに念願のデビューを果たし、その年の新人賞を総なめ。その後もヒット曲を出し、ドラマの主役にもなりました。
 そして、CMとのタイアップとなった曲が念願の第1位を獲得。次の、楽曲の発売も決定し、スターへの道を登り始めたと思われた、その日、彼女は、自らの命を、わずか18歳で絶ってしまいました。
 彼女の名前は、岡田有希子。そう、ちょうど、20年前の1986年4月8日のことです。
 当時その日は、友人と遊びに出かけており、ニュースなど知るよしもありませんでした。
 後で、遅れてきた友人から、その事を知らされても、いたずらや冗談で言っていると思ってました。事実を知っても、それでも信じられませんでした。
 その短い(短すぎます)活動で、本人の夢は、叶ったのでしょうか。本当のことは、分かりません。
 しかし、彼女の活動をが止まっても、自分の中では、ずっとアイドルのままです。今でも、たまには、彼女も歌を聞きます。きっと、これからも、自分にとっては、アイドルであり続けると思います。

 今、自分は、AKB48を応援しています。この原体験があるからこそ、事務所などが作ったレールに乗って走っているアイドルではなく、自分自身で夢に向かって頑張っている子を応援したくなるのかも知れません。
 AKB48のメンバーが、それぞれの夢に近づけられるように、これからも応援していきたいですね。